一週間も一緒にいると、ぼくは来るひとではなく、居るひとになる。孫たちにとって、僕は、物珍しい人ではなくなり、新米の下僕という地位が与えられる。いきなり要求される事柄が増え、鼻かめだ、椅子を動かせだ、全く容赦がない。蹴りを入れてくる、挙句は噛みついてくるという狼藉まではじまる。やっていることは主夫業で、洗濯子守くらい。ちいさな洗濯物が物干しにずらっと並んでいる風景は可愛らしいのだが、干す手間は大人ものと同じくらいかかる。それにしても膨大な洗濯物。モノを大量に消費する子育てスタイルには隔世の感あり。ここまで、口は出さない手も出さない、という関わり方できたのだけれど、さて、この先、どうしよう。最初の頃は、カオスに目が回りそうになったが、そのカオスに適応しそうな自分自身がこわい。男の子二人、底無しのエネルギーだ。危険に突っ込んでいく様を見ていると、ほんとこの人たち、無事に成人までたどり着くのかしらと心配になる。今回、頑張って十日いたけれど、やっぱり京都に帰る。
2020年5月10日日曜日
白山稽古会休会
案の定というか、緊急事態宣言延長されてしまいましたね。サンダーバードも減便だそうです。うーん、今月の白山稽古会は中止にします。予約申し込み大勢入ってますとの連絡いただいていたのですが、申し訳ありません。今回の判断は、コロナ云々ということよりも、私の周囲で不幸があったりして、京都蟄居どころか、関西関東を往き来しなくてはならぬ状況に陥ってしまったというのが大きいです。6月には是非再開させたいと思っています。
今月5月号の月刊全生に掲載されている晴哉先生と中川一政さんの対談の中に、スペイン風邪について話された部分があるので、読んでみてください。18頁一番上の段です。此処を読ませたいがために、この対談記事を再掲載したとしか思えませんね。普段の風邪の経過のさせ方は、今回のような未知との遭遇における練習問題であったのかもしれません。
今月5月号の月刊全生に掲載されている晴哉先生と中川一政さんの対談の中に、スペイン風邪について話された部分があるので、読んでみてください。18頁一番上の段です。此処を読ませたいがために、この対談記事を再掲載したとしか思えませんね。普段の風邪の経過のさせ方は、今回のような未知との遭遇における練習問題であったのかもしれません。
2020年5月8日金曜日
宿無し弘文
『宿無し弘文』(柳田由紀子著 集英社インターナショナル)を一気読み。スティーブ・ジョブズの師ということで、その名を知られるようになった乙川弘文という禅僧の足跡を追った力作。書籍は本屋で実物を手にしてから買うという流儀なのだが、今回は時節柄Amazonで購入。数年前、この著者の文章(初出は「kotoba」に2012年に連載されたもの)と出会い、婆子草庵という文章を書いたことがある。著者が弘文の足跡を辿る過程で、弘文と同じ時期、永平寺で修行されていた禅僧ーぼくの結婚式の導師を務めていただいた方ーが証言者として現れるのだ。この文章が発表された後も、著者は弘文と交流のあった人たちを訪ねて旅を続ける。そして、ようやく一冊の書籍としてまとめられたのがこの本である。ぼく自身が生きてきた時代と重なり、また前述の禅僧とも縁があったりするので、著者と一緒に旅したような余韻がある。時代でいえば、1960年代から2010年代。地理的にいえば、日本、アメリカ西海岸、ヨーロッパ。ジョブズがインドに行った1974年、ぼくもインドにいたのだな、とか、サンタフェ、タオスといった懐かしい地名も出てくる。勿論、ぼくはジョブズにも弘文にも直接は出会わなかったけれど。現在、ぼく自身は、京都蟄居生活からいきなり引きずり出され、危機の三乗状態。この難局をどうすり抜けていくか、問われてます。そう、やはり最後は「婆子焼庵」なのです。
2020年4月30日木曜日
2020年4月21日火曜日
2020年4月18日土曜日
アイボディ
(片桐)ユズルさんが懇意にしている「目の使い方」専門のピーターという人がいて、ユズルさんは、その人が書いた「アイボディ」という本の翻訳本を出したりしている。その英語版が改訂されたので、目下、日本語版にも手を加える作業を続けているユズルさん(89歳)から、手伝ってほしいという声がかかった。改訂されている部分を確認するために日本語と英語の読み合わせが必要とのこと。ぼくも暇なので、お手伝いすることにした。といっても、旧版の日本語を読み上げていくだけ。アイボディにも、そのベースになっているアレキサンダーテクニークについての予備知識はぼくにはない。アイボディは、同調的な観察をもとに技法は組み立てられているらしいのだけど、それを眼球や脳の解剖学的知見に結びつけようとしているから、いざ教えようとするとイメージに依存せざるをえない。そんな印象。「ピーターはできる人だけど、後継者はなかなか育たないでしょう?」と訊いてみると、「そうなんだよ」とユズルさん。毎年、ピーターを日本に呼んで、ワークショップやら個人レッスンを企画しているユズルさんとすると、そのあたりが悩みの種らしい。アイボディが同調的技法を用いているといっても、根本のところの世界観がちがうから、ぼくらの稽古とはすれ違う。内観の稽古を通して結果として視力が改善されてきた経験(去年、運転免許の更新に行ったら、眼鏡不要と言われてしまった)からいえば、高い授業料を払ってワークショップに出るより、稽古に来たほうがよいのに、などと思ってしまうけれど、当面、アイボディ稽古場版をやる予定はない。最近の稽古で取り上げているのは(感覚の)容積空間。これを目でやるとほんと面白く、目の容積空間が捉えられるようになると、それだけで視野が広がる。こんどユズルさんにも教えてあげることにしよう。
2020年4月14日火曜日
わたしたちの「性と文化の革命」2
なんとオンラインで「わたしたちの性と文化の革命」ミーティング。
参加者はミドリさん、ハジメさんとわたし。70〜80年代を共有する高齢者3人。この3人が30年の時を経て集結。去年何回かやって、その後、中断していた。抱腹絶倒の2時間。聴衆がいれば金取れるレベルーもちろん、聴衆がいたら、三人とも良い子になって、話はつまらなくなってしまうことは明白なのだが。それぞれが、恋愛、結婚、離婚、死別等々を経験してきたからこそ話せることってある。人が生まれ育ったフレームから抜け出すことの大変さ。教育をなんとかしようともがいてきたけれど、成果出せなかったという残念な想い。各自、自分の居場所にいたせいか、リラックスして喋ってましたね。
参加者はミドリさん、ハジメさんとわたし。70〜80年代を共有する高齢者3人。この3人が30年の時を経て集結。去年何回かやって、その後、中断していた。抱腹絶倒の2時間。聴衆がいれば金取れるレベルーもちろん、聴衆がいたら、三人とも良い子になって、話はつまらなくなってしまうことは明白なのだが。それぞれが、恋愛、結婚、離婚、死別等々を経験してきたからこそ話せることってある。人が生まれ育ったフレームから抜け出すことの大変さ。教育をなんとかしようともがいてきたけれど、成果出せなかったという残念な想い。各自、自分の居場所にいたせいか、リラックスして喋ってましたね。
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