2021年11月1日月曜日

QRP

  十代の頃はラジオ少年で、半田ごて片手にアンプを作ったり、ラジオを自作したりしていた。真空管の時代である。十代後半に入ってからは、もっぱらアマチュア無線。受信機は買ってもらったものを使っていたが、送信機は自作。

 アマチュア無線用語でQRPというのがある。送信出力を絞ることを意味していて、どれだけ小さな出力で、どれだけ遠くの人と交信できるかを競う。既成の高性能高出力の機器で遠くの人と話せるのは当然のことで面白くない。僕はこのQRPというのが大好きで、自作した小出力の電信専用の送信機で深夜、海外の友を求めて電波の世界に遊んでいた。もっぱら使っていたのは、電離層の反射を利用して遠くと通信できる短波帯。フェージングという作用の影響で受信レベルが高くなったり低くなったり、聴こえてくるモールス信号の音程も揺らぐ。

 二十代に入り、実際に自分の脚で旅するようになってから、アマチュア無線への関心はピタリと止み、以後、再開することもなかった。今に繋がっているものとすれば、電波のように目に見えないものへのロマンであったり、未知の土地への好奇心であったということになる。全然、工学系ではなかったな。ミニマリストの素養は昔からあったわけだ。

冬到来

  月末三日間二〇時間の稽古会を耳が遠いというハンディにもめげず(今号の特集です)終えた。ひとつ壁を乗り越えた気分。これで十月も終わり。今年もあと二ヶ月で終わりだ。スーパーに行けばオセチ注文の受け付けがはじまり、文具屋には来年の手帳が並ぶ。まったく信じられないというか、時間の流れが加速している。緊急事態宣言が解除されたこともあり、人も再び動きはじめた。十一月に入れば、紅葉目当ての観光客が京都に押し寄せてきそうだ。すでに兆候は現れている。修学旅行生の姿も増え、行きつけの蕎麦屋の前には行列ができ、道を走っている車の数も増えた。

 娘のところの三男坊が生後十三ヶ月(整体における育児の区切り)を無事通過したので、一年半で二十回を数える僕の千葉通いも一区切り、のはずなのだが、はたして目論見どおりいくのかしら。たしかに、娘ひとりで男の子三人の世話をしていくのは大変で、僕が行くと子守三昧。一歳児の子守を六時間まかせられるジージの存在は、娘のママ友たちには信じがたいそうだが、別に特別な術を使っているわけではない。ただ子守が3日続くと、さすの僕もバテてしまう。大体月半に行って、帰ってくると下旬に差し掛かっていて、あっという間に月末三日間の稽古会がやってくる。その稽古会が終わると、何日もしないうちに、今度は石川行が待っている。十日続けて一箇所にいることがない生活。外の世界がスローダウンしている間、僕は動き続けていた。外の世界が動き始めた今こそ、静かな暮らしを取り戻したいのだが、はて。

2021年10月30日土曜日

10月の読書

幻のえにし* 渡辺京二発言集 弦書房 2020
時代劇聖地巡礼* 春日太一 ミシマ社 2021
ナウシカ考* 赤坂憲雄 岩波書店 2019
言葉をもみほぐす* 赤坂憲雄・藤原辰史 岩波書店 2021
オオカミ県* 多和田葉子・溝上幾久子 論創社 2021
くじらの子* 石川梵・宮本麗 少年新聞社 2021
日本社会のしくみ* 小熊英二 講談社現代新書 2019
ヘイトスピーチと対抗報道* 角南圭祐 集英社新書 2021

2021年10月27日水曜日

足袋

ひさしぶりに、等持院稽古場でまとめて足袋を注文しようと思います。11月10日過ぎに発注、下旬に受け取りというスケジュールで考えています。

2021年10月23日土曜日

Lecture that has vanished

original text is read in Japanse here  https://dohokids.blogspot.com/2021/04/blog-post_13.html

In March, I had an opportunity to give a 90 minutes lecture online to a group of Alexander technique teachers. It became a very satisfactory one at least for me and I asked the organizer if I could have a recorded audio file. But she said, "Oh sorry, I forgot to record." So it has become a vanished lecture. 

I wanted talk about the theory of growth in Seitai, so I focused on childcare in Seitai, But I started talking about how I had become a Seitai student at the first placeI have prepared a list of topics as a memorandum. Some of the things I was trying to talk about, but I didn't actually talk about, were added afterward. I wonder if the title will be " Seitai  as a prototype of learning.”

Jump into Quaker University 1973
A method of experiential learning in an experimental college
Putting yourself in a different cultures
Confusion and conflict and assimilation
Free school
what is experience?
How do we absorb experience?

Seitai as a prototype of learning
Introducing books by Haruchika Noguchi, the founder of Seitai
From the lecture memo of childcare course by Hiroyuki Noguchi
Fetal-pregnancy
13 months after birth
When the belly grows
Belly as a digestive system
Hara as an assimilation of experience
1 to 3 years to 5 to 8 years to puberty
what we call Growth Disease
Grow what is growing now

How to think of "going through"
High temperature (fever) → low temperature (rest) → normal temperature
Things that hinder the progress
"The benefits of colds" as a book of education
What is physical fitness?
Unfounded self-confidence

I didn't have time to go to the training at the ongoing at Shintai Kyoiku Kenkyusho, but it was a fulfilling 120 minutes including a question and answer session. It was the harvest that made me feel "heard" more than I expected. It's a summary of what I've prepared for " book reading club" over the last few years.

稽古会予告・12月

急に寒くなりました。
このまま冬到来なのでしょうか。
さて、12月の稽古の企画が固まりつつあるので予告。
詳細は決まり次第、お知らせしていきます、

石川合同稽古会 12月4日(土)〜5日(日) 湯涌創作の森 遠藤・角南・佐藤
源氏物語読み合わせの会 12月18日(土) 等持院稽古場 覚張幸子

2021年10月21日木曜日

イリイチ読書会

これまでやってきた「学びについて考える」のメンバー3名で、イリイチの「エネルギーと公正」を読みはじめることにしました。初回は10月25日(月)18時30分、等持院稽古場での開催です。興味のある方は角南(dohokids@gmail.com)までご連絡ください。