2012年12月28日金曜日

活元運動以前

 「稽古としての活元運動」で書いたように、活元運動の「稽古化」に手を着けた。今月、「動法としての活元運動」とタイトルを付けた稽古会をやってみたのだが、新しい発見もいくつかあって、先につながりそうな気配。実際には2時間の稽古のうち、1時間45分を「活元運動以前」のところで費やすことになってしまった。活元運動ははじめてという参加者も何人かいたのは意外だったけれど、導入としては、よかったのではないか。来期、この稽古を「合掌行気と内観的愉気」とセットで大井町の定例稽古に組み込むことにした。ただ、このタイトルだと無理やり二つの単語を同居させた感じになってしまうので、稽古名は「活元運動以前ー稽古場的活元運動の可能性」にします。従来の活元運動の導入のしかただと、どうしても人に触れるという行為が安直になってしまう傾向がある。それを避けようとすると、カタの問題に触れざるを得ない。組稽古がデフォルトになるから、まず「触れかた」から稽古していくしかない。だから、やはり「活元運動以前」なのだ。